昨日、東京新聞からこんな記事が公開されました。
私は正直「こんなバカな隊員がいるのか!」と信じられませんでしたが、昔のツテを辿って確認したところどうやら事実のようです。
自衛官の宴会は新型コロナウイルスが流行し始めた2月末辺りから自粛とされていましたが、前河野防衛大臣により厳に慎むよう通達が出されていました。
しかし、教育を受けていた女性自衛官の被教育者は、助教(教育者)に黙ってBBQバスツアーを企画し、
バスにぎゅうぎゅう詰めで乗車(窓を開けるなどの感染防止策無し)
BBQ(飲酒、対面で食事、マスクを外して長時間会話)
という3密対策の欠片もなく、大臣通達で禁止されている宴会を行っています。
このツアーには被教育者192人全員が参加した訳ではありません。
BBQツアーを行った区隊(学校のクラスのようなもの)は47人で編成されていて、その内44人が参加しました。
現在(10/6)、陽性者は28人なので区隊の半数以上が感染した形になります。
バスツアーでクラスターが発生した事は疑いの余地がないでしょう。
この教育は陸曹になるための教育で、試験合格者のみが入校を許され卒業すれば陸曹になる事が出来ます。
しかし、このバスツアー企画者はもちろん、参加者もそれなりの処分があると予想されます。
企画者は、ほぼ間違いなく流れ星(陸曹候補生のバッジが外れる事、つまり陸曹になれない)からの依願退職でしょう。
こんな事を起こしたら再度陸曹候補生になる事は不可能です。
気持ち的には「参加者全員流れ星にしてしまえ」と思いますが、そこまで重い処分にはならないと思います。
自衛隊の人手不足が深刻なのは知っていましたが、ここまで質の低い隊員を採用せざるを得ない現状は防衛基盤に悪影響を及ぼすので、自衛隊の待遇を改善し、優秀な人材を増やす事が必要だと改めて感じた事件でした。
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