自衛隊の間違った女性活躍推進施策

自衛隊

外国軍との女性比率の差について

 「女性に軍事的な行動は無理」という主張には、決まって「海外では~」といった趣旨の反論があります。

 確かに、海外では女性軍人の比率が10~15%と比較的高い傾向にありますが、欧米人とアジア人には明確に体格差がある事を忘れてはいけません。

 日本以外は公的機関のデータを見つけられなかったので、個人ブログなど複数のサイトから平均値を取り、比較したのが下の表です。

国別体格比較表

 韓国との差が意外と大きく、男女共に日本人は体格面では世界の中でもかなり劣っていると言わざるを得ません。

 体格に違いは有れど、戦闘に必要な銃や装備品の重さは概ね世界共通です。
 小銃はどの国でも4kg前後、各種装具類の重さのデータは有りませんが、2倍や半分など極端に違うという事は考えにくいです。

 また、日本人の体格では5.56㎜弾ならともかく、7.62㎜弾は※減装弾でないと男性でもまともに扱えないので、軍事行動は日本人男性の体格でギリギリ可能な強度の運動とみる事が出来ます。
減装弾:通常の弾薬より火薬を減らし、反動と威力を抑えた弾。

 ちなみに、韓国人は日本人より体格に優れているようですが、韓国軍の女性比率は7%程度に留まっています。

 中国軍は情報を殆ど出さない為わかりませんが、毎年の採用枠を男性志願者が上回るようなので、女性比率はそれほど高くは無いと推測されます。

 軍人の女性比率でよく引き合いに出されるアメリカやヨーロッパは、女性でも日本人男性に近い体格があるため女性を多く採用できるだけで、同じ事を日本でやるのは無理があります。
(外国軍でも、戦闘職種の女性比率は2%もないのが現状です)

まとめ

 施策に対する私の主張をざっくりまとめると、以下のようになります。

日本人女性の体格では軍隊で求められる強度の運動に耐えられず、受け入れ施設や技術の継承、管理の複雑化という問題を抱えてまで女性隊員を無理に増やすものではない。

 仮に女性自衛官比率の目標値である21,000人が女性になった場合、肉体労働の作業見積もりは25%程度減らした15,750人分くらいに見積もっておかなくてはなりません。

 これは人数は減っていないのに時間あたりの作業量可能量が減っている事になります。終わらなかった仕事は作業時間を延ばして解消するしかないでしょう。

 政府が打ち出した施策は真っ先に導入し、一般に普及するように努めなければならないのが公務員の辛い所です。

 今はかなり普及が進んだクールビズも元々は国の施策としてスタートしたものですが、この施策とは状況が違います。

 どんなに男女平等を掲げた所で男性は生理で体調不良になりませんし、女性が睾丸を蹴られた痛みを理解する事は不可能です。

 考え方、能力、身体的特徴に違いがあり向き不向きがある以上、何でもかんでも無理に男女平等を推し進めると組織や所属する人員に負担がかかりいずれ瓦解します。

 無理に女性の比率を増やす事に何の意味が有るのでしょうか?

性別による評価を撤廃して純粋に能力だけを評価し、組織に求められる能力が女性向きでは無いため女性比率が低い事は、男女平等です。
採用時に女性枠を作る事の方が、男女不平等につながります。

 今回の記事は事実の説明ではなく、私の主張を書いたものなので賛否両論あると思いますが、宜しければ皆様のご意見をお聞かせください。

 最後までお付き合い下さり、ありがとうございました。

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