皆さん外出を避けてお家で暇を持て余していませんか?
暇を持て余していたら、暇つぶしにお金の勉強していきませんか?
レム「お金が必要なら今、今から学びましょう?」
アクア「よくわかんないからさ~、適当にちゃちゃっとやっちゃわない?」
レム「ちゃんと学びましょう」
アクア「え…1から…?」
レム「いいえ、ゼロから!」
ここでは自衛隊の話はちょっとお休みして、私の大好きな金融の話をしたいと思います。
日本では大学で経済学などを履修しない限り、会社経営や投資などの金融関係の教育は全く受けません。
今権力を握っている世代は、バブルが弾けてダメージを受けているので仕方ない部分もあると思いますが、そもそも日本人の金融知識が諸外国に比べて著しく低く、殆どの大人が教えるだけの知識を身に着けていない事にも問題があると思います。
そこで、ちょっとでもお金に関する知識を広められればと思って記事を書く事にしました。
しかし、年金や少額投資非課税制度など、色々な制度が絡み合っていてごちゃごちゃしてしまうので、1記事で1つの事しか扱いません。
出来るだけ分かり易く簡素化したいと思っていますので、読んで頂ければ有難いです。
国民年金とは?
下の表で1階部分に相当する年金の事ですが、今回は1号被保険者と3号被保険者の事についてしか喋りません。
国民年金の概要
日本は国民皆年金制度を採用していて「20~59歳の間は大学生でも無職でも年金制度に加入して掛け金を払いなさい」という制度ですが、「本人の収入に応じて支払額を減らしたり免除したりします」という救済措置も有るのでそこまで酷い制度でもありません。
25年以上掛け金を納付すると受給資格を得られ、納付している時は国民年金という名前ですが、貰う時に老齢基礎年金という名前に変わります。
掛け金の額と支給額について
掛け金は毎年見直されますが、毎月16,540円を40年支払うと65歳以降に毎月65,141円貰えます。(令和2年度の金額)
※支給は2ヶ月に1回、2か月分まとめて支給されます。
※支払期間が40年より少ないと、少ない分だけ減らされます。
月あたりで見ると、支払った額の4倍くらい貰えて76歳で元が取れる制度ですが団塊世代と団塊ジュニア世代がいる限り現役世代の掛け金は増え続け、受給額は減り続けるでしょう。
掛け金の支払い猶予と免除について
学生は申請しておく事で最大10年間の支払い猶予期間が出来ます。
低所得者には所得に応じて25%、50%、75%、100%の支払い免除制度がありますが、将来の支給額が免除を受けた分だけ減ってしまいます。
年金の掛け金は本人が払う物ですが専業主婦は支払わなくても払った事になります。(詳しくは次回の厚生年金編で解説します)
国民年金のオプション
付加保険料(付加年金)
自営業や厚生年金に入っていない会社員(1号被保険者)のみが加入できる年金制度で最強と言って過言ではない制度です。
付加保険料の概要
国民年金保険料に追加で400円納付する事で1年間に貰える老齢基礎年金が「200円×納付月数」分上乗せされます。
ちょっとわかりにくいですよね?
要約すると「加入中に支払った付加保険料の半分が1年あたりに受け取れる年金額に上乗せされる」という事です。2年で全額戻ってきます。
しかも定額なので増えたり減ったりしません。
将来受け取れる年金額は減っていくばかりなのに減らないのは凄い事です。
国民年金基金
1号被保険者が任意で追加できる私的年金で、付加保険料と国民年金基金はどちらか一つしか加入できません。
しかし下記の理由から説明を割愛させて頂こうと思います。
①保険会社が提供する私的年金とあまり変わらない。
②付加年金と併用出来ないため個人的にはお勧めできない。
③選択肢が多く説明すると難しくなる。
あくまでこの記事は初心者向けで、興味を持って貰うための記事にしているので、難しい事はどんどん省いていこうと思います。
まとめ
国民年金の特徴をまとめるとこんな感じです。
①20~59歳の国民全員が加入する年金制度で老齢基礎年金の事。
②40年払うと65歳から月6万5千円貰える。
③所得に応じて支払免除や猶予も出来る。(但し支給額は減額される)
④1号被保険者は付加保険料か国民年金基金どちらかを追加できる。
しかし老齢基礎年金だけでは、夫婦合わせても月13万円ではかなり厳しい生活になるので更に何かしらの対策が必要になります。
付加保険料の制度は本当におススメなので対象となる人はぜひ加入してみてはいかがでしょうか?
次回は厚生年金について解説します。
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