防衛大学校の待遇&生活とは

防衛大学校校章 自衛隊

授業や訓練

 4年間大学生としての科目+自衛隊の規則や戦闘に関する勉強をします。
 ちょっとした訓練は毎週、1週間通し規模の訓練が期に1回、1ヶ月通しの訓練が年1回くらいあります。

 体力検定というものが年に1回あり種目は①腕立て伏せ②腹筋③3,000m走があるため、入学時に体力や筋力が余り無い人はかなり大変です。

 合格基準などについてはコチラの記事をご覧下さい。

 腕立伏せと腹筋は2分で50回弱程度、3,000m走は14分35秒で合格ですが、最低合格基準だと怠け者扱いされるため、もっと上を目指さなければなりません。

 また、運動系の部活に必ず入らなければならないため、勉強と部活を両立出来るだけの体力が求められます。

隊内での私生活

 8人部屋が割り当てられるのでトイレ以外は24時間誰かと一緒にいる生活になり、一人の時間が好きな人は物凄くストレスを感じる環境です。

 上級生に絶対服従かつ上級生と同室で過ごさなければならないので、縦社会や体育会系のノリが嫌いな人のストレスは半端ではありません。

 念のため書いておきますが、女性と男性の私生活をする建物は完全に分かれているため、深夜に襲われたりする事はありません。(授業や訓練は合同)

 髪型は短髪が基本で、女子でも纏めた時に小さいお団子程度までです。
 男女ともに髪の毛が長いと上級生に目を付けられ色々とやりにくくなるので、伸ばす人はほぼいません。

 制服や迷彩服は支給されますが、制服や迷彩服を着る時に必要な肌着、靴下、迷彩Tシャツなどや、洗剤、歯ブラシ、歯磨き粉、石鹸、シャンプー&リンス、靴磨き用の靴墨などの消耗品は自分で買い揃える必要があります。

私物の所持

 上記の通り8人部屋のため、一人あたりのスペースは非常に狭い事もあり私物類の所持は特に制限が厳しいです。

 禁制品
 危険物:刃物、ガスガン、有機溶剤類
 大型物品:ギター等の楽器類、テレビやデスクトップ型PCなど
 車両:自転車、自動車、バイク

 また、携帯は持てますがWi-Fiはありません。

 高価な私物は、組織内部では貴重品ロッカーと呼ばれている、施錠できる50cm四方程度の大きさのロッカーに入れなければなりません。(赤丸で囲んだ物が貴重品ロッカー)

画像は自衛官広報動画「自衛隊の ソレ、誤解ですから!」篇 Vol.1より(目線はこちらで加工したものです)

貴重品ロッカーの画像

 一人に1つスタンドロッカー(右)と靴箱(左)が貸与されます。(施錠不可)
 比較のため、空の2Lペットボトルを置いています。

スタンドロッカーと靴箱の画像

 あらゆる私物はこのロッカーと、シングルベッド下のスペース、貴重品ロッカーに入る量しか持てません。

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